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ハルヒ「いや…そんな子犬の様な目をされても困ります。」
環は口先を尖らせてむくれた顔をする。
ハルヒ「ぶっっ、あはははは、環先輩!その顔!ははははは!」
環「そうか?そんなに面白いか?じゃあこんなのはどうだ?」
ハルヒが笑ったのが嬉しかったらしく、環は目を輝かせて次々に変な顔をしてみせた。
ハルヒ「はははははっ、くっ苦しいっお腹がっ、ははははっ!」
環もつられて一緒に笑った。
ハルヒ「あー、久しぶりに笑ったぁー!最近ずっと憂鬱だったからすっきりしました。」
環「そうか、良かった。」
環はとても嬉しそうに微笑んだ。
ハルヒ「……!」
環「ん?ハルヒどうした?急に黙り込んで。」
ハルヒ「あ!いえ何でもないです、帰りましょ、環先輩!(笑顔)」
環「ああ、そうだな。」
その時ハルヒは環の笑顔に、今までに感じた事のない何がを感じたのだった。
12月と言う事もあり、空はすっかり暗くなっていた。
環「もう暗いし、家まで送って行く。」
ハルヒ「え?大丈夫ですよ?」
環「ばかもの!いくらそんな身なりしていてもお前は女の子なんだぞ!送って行く、部長命令だ!」
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