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私がトイレから戻ると北田くんが誰かと電話していた。
「内野君が仕事終わったけどまだ飲んでるかってかけてきてん。」
とあっこちゃんが教えてくれた。
「そろそろ出るからさー、次●●カラオケいくからそっちにこいや。おう、部屋番号あとでメールするわ。じゃーな。
・・・・ってことで内野がカラオケから来るってさー」
どうやら最初に内野君にも声をかけたけど、会議が入ってていけないと言われていたらしい。会議の後飲み会にいかなくてよくなったらしく北田君に連絡があったらしい。
今言っておかなくては・・・と思って西川君からの依頼どおりに先に帰る宣言をした。
「あ、私、あんまり遅くまでは無理やから30分くらいで帰らせてもらうけどいいかな?」
「そうやなー、麻里奈ちゃんはダンナさん待ってるもんなーちょっとだけでも歌っていってな。内野もすぐくるみたいやし。」
「うん。北田君ありがと。」
「えー麻里奈ちゃん帰っちゃうんかー。」
「あっこちゃんはまた会うやん。」
「そうやけどー」
3人でわちゃわちゃ話している間、西川君は携帯でメールをしているようだった。
ほどなくして私の携帯に着信の振動があった。
たぶん西川君だろうと思ってあとでみたほうがいいなと思ってチラリと彼のほうをみたら目があってしまった。
彼は何事もないような顔をしてまた携帯を少しいじってから北田君と何か話していた。
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