重なり合う気持ち

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*** 彼はもどかしそうにブラとキャミソールに手をかけた。 脱がせやすいように体を動かすとスルリとそれは私の頭をすり抜けた。 彼も上着を脱いで一度唇を重ねてから耳元で囁く。 『麻里奈・・・めっちゃきれい・・・』 彼は軽く私の耳を食み、唇と舌が首筋から鎖骨にかけて滑っていく。 「んっ・・・」 胸にたどり着いた唇は先端を転がし、両手で胸をやわやわと揉み続ける。 「ああっ・・・・」 時々先端をきゅっとつまんだりしながら、私の反応をみてうれしそうに彼は微笑む。 『感じてる麻里奈、めっちゃきれいやで・・・』 彼の手がおりてきてペチコートに手をかけた。軽く腰を浮かすとペチコートをするりとはずして私の太腿をパンストの上からさわさわと触り始めた。 「やあんっ・・・」 全身性感帯になったみたいにどこを触られても気持ちよくて甘い声がでてしまう。 私・・・こんなだったっけ?? 武志さんに触れられてもこんなに感じたりすることはない。 もうずいぶん武志さんとしかしていないし、最近はどちらかというと感じているフリをしている。 あちこちに滑っていく彼の手と耳元で囁く彼の声に私のナカの奥から熱いものがこみあげてくるのを感じた。 「あっ・・・・・ナ・・・オ・・・・」 『これもはずそっか・・・もう今更ってくらいになってるけど・・・・』 もうこのまま履いて帰れないんじゃと思うくらい濡れてしまったショーツとパンストを一緒に手をかけてそうっと足元まですべらせる。 ひざを折ると足首まできたショーツを取り去り、彼は膝を割って身体を間にいれてきた。 『麻里奈、めっちゃ濡れてる・・・・・』 「やっ・・・言わないで・・・・」 『ホンマに?ここはうれしそうにしてるように見えるんやけどな・・・』 彼はそう言って物欲しそうに濡れているそこに手を伸ばした。 「ああっ・・・・」 彼の指がナカに遠慮がちにはいってきて思わずピクンと身体が跳ねた。 『麻里奈・・・かわいい・・・・』 そう言って彼の唇が先端に触れ、身体に電流が走ったかのようになる。 「あああっ・・・・」 彼は溢れ出るそれを舌で掬い、先端に擦り付けながら指でナカをかきまわす。 甘い声をガマンできなくて私は声を上げ続ける。 彼が起き上がって唇を重ねて言った。 『麻里奈・・・かわいすぎて・・・・どうしよ・・・』 「ナオ・・・・」 彼の指は私のナカのいいところをみつけて何度も刺激した。 「ああっ・・・・あーーーーっ・・・・・」 私は忘れていた強烈な快感に襲われてイッってしまった。 グッタリしていると彼はまだ履いていたズボンとボクサーパンツを脱いで椅子にかけてベッドに戻ってきた。 ゴソゴソとサイドテーブルにおいたセカンドバッグの中から小さな箱をとりだしてそれをあけ、中からひとつ取り出して枕元において私の上にのしかかってきた。 『なぁ・・・・麻里奈・・・・・わかる???』
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