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-side Nao-
彼女のナカで薄い膜越しに爆ぜた自分のモノを処理している間、彼女は俺の髪を優しくなでていた。
もしかしたらとダブルベッドの部屋を予約していたのだけれど・・・・
オトナな関係を持てたらそれでもいいかと思っていたのに・・・
本気で彼女を好きになってしまった。
合わせた肌が思いのほかしっくりきて、嫁さんにはしたことがないくらい身体のあちこちにキスをした。したくなった。
Barに誘ったときにはもうどうやってキスをしようかなんて考えていて、
思ったよりも彼女がお酒に強いとわかったからではないけれど、たまたまカウンター席側にはほかに客もいなくて緊張したせいかついジントニックをあおって飲んでしまった。
彼女の持ち前の明るさは人を惹きつける。マスターもすっかり彼女のファンになってしまったようだった。
なかなか会えない環境にいる俺はまだ構想中だというのにもしそうなったら一緒に仕事をしたいと言ってみるとダンナさんのOKが出たらなんて嫉妬しそうなことを言う。
いや、嫉妬したんだ。だから・・・
思わずキスをしてしまった。
すでに酔っていたせいもあり、告白めいたことを言う俺に驚きながらも彼女はずっと聞いてくれていた。
彼女もひょっとしたらと思っていたのかもしれない。
どんな気持ちでかはわからないけれど、畳みかけるように一緒にいたいと言った俺のキスを受け入れた彼女を部屋に連れ込んだ。
俺はもう気持ちのブレーキが利かなくなっていた。
彼女とするキスは極上のワインみたいだった。
ずっとしていられそうなくらいで、彼女を離したくないと思った。
彼女の肌はなめらかで身体に這わせた手は吸い付くようで。
真珠のような白い彼女の肌に俺は貪りついた。
思ったよりも豊かでやわらかい胸に夢中になり、思わずシルシをつけたくなったのだけれど、さすがにそれはできなかった。ほんの少しの理性がブレーキをかけた。
けれど、彼女の甘い声がどんどん理性をはずしていく。
手をかけてショーツとパンストを下ろして目にした彼女のそこはとてもエロティックで俺はとまらなくなった。
そこに口づけ、指でナカをかきまわし、いいところを探り、彼女がイったのを見届けるとガマンの限界がきた。
待ち合わせのドラッグストアでもしかしたらと思って購入したそれをセカンドバッグからだして枕元において彼女の下腹部に近づくと彼女の手が伸びてきた。
さわられてしまったらガマンできずにイってしまいそうでその手を制した。
つながりたくてたまらなくて彼女に聞くと頷いてくれたのでさっとゴムをつけ彼女のナカにはいっていくと、感じたことのない快感が走った。
捜していたパズルのピースがみつかってぴったりとハマったような・・・
少しずつ奥に進み、最奥に達して唇を重ねると溶けていくような感覚に陥った。無意識のうちに腰を押し付けながらキスがとめられなくなった。
しばらくそうしていたけれど、限界が近くなり、彼女の奥に激しく打ち付けて爆ぜた。
余裕なくイってしまい、彼女が俺の髪を撫でながら俺を抱きしめていることに気づいて少し焦ったのだけれど、彼女はやさしかった。
セックスってこんなに気持ちいいものだったっけ・・・
嫁さんとずいぶん前にしたきりだったけれど、そのときのことなんてもう覚えてもいない。子育てが大変だから無理と拒否されしなくなってからもうずいぶん経つ。そしてあいつは・・いや、今はそんなことはどうでもいい。
見下ろした彼女の瞳がうるんでいて吸い込まれそうになり思わずまた唇を重ねた。
・・・・もう止まらない。離したくない・・・・
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