雲情報

3/3
前へ
/527ページ
次へ
 僕は朝食を終えると、二階の自分の部屋でメールを送信した。 「今日、学校が休みになったから、どっかに遊びに行く?」  相手は、ユカだ。  送信し終えると、すぐに、ユカから返事がきた。 「私は、『免疫』があるから、大丈夫だけど、達也は家にいた方がいいんじゃない?」  僕はユカに返信した。 「僕なら、ユカがいるから大丈夫だ」  そう、ユカがいれば怖いものなんて何一つない。  ユカは、僕の彼女だ。 「なら、いいわ。私も達也に会いたいと思っていたところなの」  僕はユカとの約束を取り付けて、こっそり家を出た。
/527ページ

最初のコメントを投稿しよう!

107人が本棚に入れています
本棚に追加