XXX

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XXX

  せせらぎはせせらぎのまま   僕の身を借り鼓動を休め   枯れた街並みに何不自由なく   タイムカプセルよ未来へと続け   あの夕昏に出逢ったひとは   今もちゃんと生きているか   声を殺して詠んでみても   何ひとつ届きはしないから   微かに命を感じる距離まで   歩むべきかとくすぐる憂い   想いを積んで降り注ぐまでの   永いようで儚い(とき)
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