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隣の涼太の部屋から2人の話し声が聞こえ、ひまりは落胆した。
——なんで彼女を部屋に連れ込むの!? 私のりょうちゃんの部屋に!
机に向かっていたひまりは勉強に集中できず、隣の部屋の物音に聞き耳を立ててしまっていた。
しばらくして、涼太の部屋から早希の艶のある声が届く。
——嘘!? やだ!
ひまりは慌ててベッド横の壁に耳を当てる。
すると、ベッドの軋む音や早希の喘ぎ声が頻繁に聞こえてきた。
——やだ! こんなの聞きたくない!
ひまりは泣きながら布団に潜り込み、手で耳を抑えた。
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