義理の兄に恋をした

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* 「お邪魔しましたー!」  2時間ほどが経った頃、早希の声が聞こえた。  ——やっと帰った……。  ベッドでずっと泣き続けていたひまりは、ホッと息をつく。  しばらくして、部屋の扉をノックする音が。 『——ひまり? ごはん用意するけど、もう食べられるか?』 「……うん」  ひまりは起き上がり、涙を拭きながら答えた。 『じゃあ、30分後くらいには下に来いよー』  涼太はそう言うと、階段を降りていった。  ひまりは鏡の前に立ち、自分の顔を覗き込む。  ——ひどい顔。泣いたのバレるかな……。でも、いいや。りょうちゃんが傷つけたんだもん。  ひまりは洗面台で顔を洗った後、ダイニングルームへ向かった。  
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