14人が本棚に入れています
本棚に追加
「それ、本当か?」
「うん……」
涼太はひまりを強く抱きしめた。
「俺だってずっと……ひまりが好きだった。でも、兄妹だし……」
「うそ……」
「本当だよ。最近、ひまりがすげー可愛くなって、見てられなかった。俺のものにしたいってずっと考えてしまうから……。ひまりに嫌われるのが怖かったから、諦めようとしてたんだ」
「だから彼女作ったの? あんなことまで?」
「そう。ずっとひまりだと思ってしてた」
2人は互いを愛おしそうに見つめ合う。
「それ聞いたら許しちゃうよ……」
「嫌な思いをさせてごめんな」
「もう早希さんと別れてくれる?」
「あたりまえだろ。だって、ひまりが1番大切で、1番好きだから」
「私も……りょうちゃんが大好き」
想いを通じ合った2人は、唇を重ねた。
最初のコメントを投稿しよう!