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食事の途中だったが、2人はひまりの部屋に移動していた。
我慢していた思いを吐き出すように、唇を合わせ続ける。
感情が高ぶりすぎた2人の息は少し荒い。
「——ひまり、本当にいいのか? 俺はひまりを大切にしたいから、我慢できるぞ」
「大丈夫。本当の私がいいでしょ?」
ひまりは早く早希を忘れてもらい、涼太を自分だけで満たしたかった。
「うん。ひまりの全部がほしい」
涼太はひまりを優しくベッドに寝かせ、覆いかぶさる。
「ひまり……」
「りょう……ちゃん……」
ひまりは涼太で満たされ、最高の幸せを感じていた。
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