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数週間後。
「——あ、ママ、私が食器洗うよ。先にお風呂はいったら?」
ひまりがキッチンへ行こうとすると、涼太も立ち上がった。
「俺も手伝うよ」
「ありがとう、2人とも。最近よく手伝ってくれて助かるわ〜。お言葉に甘えてお風呂はいってくるわね」
母親はダイニングルームから出て行った。
ひまりと涼太はキッチンに2人きりに。
シャワーの音が聞こえたことを確認し、涼太はひまりに抱きつく。
「やっとひまりに触れた〜」
「昨日は一緒に寝たでしょ?」
「えー、学校行ってる間ひまりに会えなかったもん」
涼太はすねて唇を突き出した。
「もう……」
ひまりはそんな涼太が愛おしくてキスをした。
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