3.100%、修復不可能

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◇ 私たちのグループのバーベキュー準備は順調だった。 小さい頃から家族でキャンプに行き慣れているらしい山辺くんが手早く火を起こして飯盒で上手にご飯を炊いてくれて、野宮さんや持田さんが中心になって食材の準備を整える。 掃除当番と同じグループメンバーとはいえあまり馴染んでいない私と、割とのんびりした雰囲気の村田さんは、野宮さんたちに指示されるままに雑用をこなした。 食材が焼けると、みんなで取り分けて食べ始める。 網を中心に周りをぐるっと取り囲んである木製のベンチに、グループのメンバーがそれぞれ陣取った。 なんとなく男子と女子でざっくりと分かれるように座ったけれど、星野くんと村田さんは少し間隔を空けて隣同士だった。 「あ、カナくん。ピーマン避けたらダメじゃん」 グループみんなで談笑しながら食べているときに、ふと星野くんのお皿の中に気付いたらしい村田さんが笑って注意する。
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