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「嬢ちゃんそんな顔すんなって。せっかくの美人が台無しだぜぇ?そこの坊主はいつもそんな美人を間近で見れて羨ましいぜ。ま、近いうちに顔見せてやっから!じゃぁな!」
「待て……!」
それを最後に男の声は聞こえなくなった。敵かもしれないが、恭華の隣という俺の特等席且つ定位置を奪い取ろうとするあいつは俺の一番の警戒すべき人物かもしれない。
そして俺たちは夕暮れ時に2人で家に帰った。
俺達はその男の声の主をその時は特に気にしてはいなかった。
まさかあんな形で会うことになるとは思ってもなかったけどな。
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