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1ステージ
気がつけば、俺は青い扉の前にいた。
いや…青い扉を開けるしかない状況にいた。
右を向いても、左を向いても黒い壁。
後ろは振り向けないから分からないが、背中を固いものが触っているのを考えると、後ろにも壁があるようだった。
上からはぼんやりと光が降ってくる。
恐らく照明の類だろう。
だんだんと圧迫されるような感覚に陥ってきた俺は、青い扉に手をかけた。
ここがスタート地点なのだろうか…?
そもそも「スタート地点」なんて表現が正しいのかも分からないが、きっと扉の先に運だめしをする場所があるのだろう。
俺は、ゆっくりと扉を開けた。
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