0人が本棚に入れています
本棚に追加
「広告にもあった通り、全10ステージあるうち、今は1ステージ目です。目の前にある2つの錠剤、どちらかを選んでお飲みください。では、皆さんのご無事をお祈りしております」
ブチ、と少し雑に音声が消えた。
まだたくさんの疑問が残る中、俺は青い錠剤を握り直した。
あの女の、最後の一言。
もしはずれを引いたら、無事ではいられない、ということか…?
そんな事を考えると不安になる。
だが、俺は迷わない。
俺の直感が、「青が当たりだ」と言っているのだ。
俺は、覚悟を決めて青い錠剤を水で流し込んだ。
ゴクリ、と喉をならして、一気に飲み込む。
最初のコメントを投稿しよう!