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とは言え、いつまでこうしていればいいのだろう…。
さっきのアナウンスもないし、もしかしたら他の奴らがまだ飲んでいないのかもしれない。
終わった奴が暇を持て余してるから早くしてくれーと思いながら腰を下ろす。
見ようとしなくても視界に入ってくる青い扉が妙に腹立たしい。
「皆さん、お待たせいたしました!飲み終わった方は、青い扉へお進みください!」
やっと聞こえてきたアナウンスにため息を吐き、立ち上がる。
飲み終わった方は、ってまだ飲んでない奴がいるのか?
だったらもう早くにアナウンスしてくれよ…
そんな思いで青い扉に手をかけ、一気に押し開け___られなかった。
「……くそっ。引きドアかよ…!」
さっきは押して開いたじゃないか…
青い扉に対する腹立たしさが増した。
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