Bloody_Fenrir

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五分が経過し、メッセージが送られてきた。 「残念だけど、本物だよ。」 つい、スマホを床に落としてしまう。 僕の目の前は真っ白になった。 裏切られた。 彼女に。 愚かしいことではあるが、 僕はこれまでどんなに辛いことがあって 死にたくなっても 彼女のためにと生き続けてきた。 それなのに裏切られた。 虚しさ、怒りがこみ上げる。 もう生きていこうという気持ちが 失せてきた。 しかしこのまま一人で 死ぬわけにもいかない。 すべてを道連れに すべてを滅茶苦茶に すべてをぐちゃぐちゃに してやる。 ポンッ。一件のメールが届く。 そのメッセージにはこう書かれていた
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