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「さぁ、浜宮くん。車に乗って。」
8000万円はする高級車に乗せられた。
彼女の右手にはアサルトライフルが握られている。
「行くわよ。」
轟音を立てる車体。彼女は思いっきりアクセルを踏み、夜の街を駆けていく。
5分して、基地とやらに到着する。
大型駐車場の跡を基地としていた。
入口は1つしかないのに見張りが10名ほどいる。どう突破して中に入るのだろうか。
「30秒後、突入ができるようになるわ。」
彼女が言う。不意に1人の見張りが崩れ落ちる。暗い闇の中で味方も気づいていない。そして、次々と見張りが倒れていく。何が起こっているのだろうか。
彼女はトランシーバーをポケットから
取りだす。
「長谷川さん、ご苦労さまです。」
「浜宮くん、驚いた?」
「この山の上からは600メートルはあるはずだ。それなのにミスなく撃ち抜くとは…」
「そ、これが狙撃隊長、長谷川の腕前よ。
では1つ質問をするわね。aqutの幹部はどこにいると思う?」
「聞くところによればaqutは財力や頭脳を使うよりも突入や肉弾戦を得意とする、いわば脳筋。こった手段は使わないからこの基地の中だ。そして平凡な兵配置。最上階の1つ下の階だと思うが。」
「ええ、正解。流石ね。では突入するとしますか。」
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