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想いはポケットの中で
君へのプレゼントは
前から欲しがっていた斜めがけのバッグにした
ありがとうと笑う君の笑顔は相変わらず眩しい
それが何より見たかったんだよ
私はプレゼントをもらった時
モノもそりゃ嬉しいけど
やっぱりそれを考えて選んで用意してくれたその時間が嬉しい
だってそのあいだ
私のことを想ってくれていたってことでしょ？
君の中にいられるってことでしょ？
でもね
君はそういうことには鈍感だから
私は溢れんばかりの君への想いをバッグのポケットの中に忍ばせた
君がそれに気付くときはいつになるだろう
そのままずっと眠ったままになるかも
でもそうだね できればさ
いつも前向きに挑戦して勉強し続ける君だから
疲れて少し立ち止まってしまった時に気付いて欲しいかな
そして思い出して欲しい
手紙に託した私の想いを
弱気になった君も 変わらず好きでいる私を
「いつでも味方だよ。どんな君も大好きだから。」
それがポケットの中で眠る
もうひとつのプレゼント
2020/05/10
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