9人が本棚に入れています
本棚に追加
貴方は私の心の中で
「突然だけど明日大きな手術があってね、怖くなって連絡しちゃった」
心配かけるのも嫌だし
上手く説明できる気しないし
だから誰にも話す気になれなくて黙ってた
私はいつもそう
大きな壁が立ち塞がった時いつも事後報告
プライドがあるのかと言われたら
そういうわけではないと思う
みんなの目が変わらないこともわかってる
信用してないわけじゃない
でも怖い
貴方にも伝える気なんてなかった
なのに突然不安の波が押し寄せてきて
ついすがる様な気持ちで文章を打ってた
「辛いことがあって頑張らなきゃ行けない時、どうしてた？」
そしたら貴方はすぐに返事をくれて
自分のことを話してくれた
2年前に扁桃腺を摘出する大きな手術を受けてたこと
手術の前日はすごく怖くなってやめたくなったこと
それでも長い目で見て辛いのは今だけだと思って乗り切ったこと
辛かったけどお笑いの動画をたくさん見てたこと
全然知らなかったよ
2年前って言えば私も持病が見つかって絶望してた時期
あの時もし連絡してたら一緒に頑張れたのかな
「俺手術ばっかで傷だらけだよ」って笑う貴方のおかげで
身体が傷だらけの私も恥じなくていいんだって思った
「死なないなら大丈夫。生きてれば良いことたくさんあるよ！」って
「明日不安になったらまた連絡して！」って
そう言う貴方のおかげで光が見えた
貴方は私と同じだったんだね
身体を開いた跡がたくさんあるのも
病気や手術の怖さを経験してるのも
まさか一緒だったなんて
でもだからこそ今
貴方の言葉は何よりも心に響く
あぁやっぱり貴方は特別な人
私の人生を語るのに欠かせない
改めて気付いた そこにいたんだね
私の心に棲む神様
2020/09/13
最初のコメントを投稿しよう！