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「そんで、お前の名前は?」
恐らく捨て子だろう。
多分俺と同い年くらいの女の子だ。
「名前は、無い…。ゴミ、クズって呼ばれてたから…。」
なるほどな。
「なら俺が着けてやる。そうだな…。ユイだ。そしてユイ…。お前、俺の妹になれ。」
「私が家族になっても良いんですか…?」
「当たり前だろ。それに、魔力が無いやつなんていない。」
これはさっきボルメテウスから聞いた事分だが、魔力が無いと感じるのは、魔力が多過ぎてそのまま産むと母体が死ぬ恐れがあって、産まれる時に無赤子側が意識にロックをかけるそうだ。
ボルメテウスはそのロックを解除しようとしただけらしい。
「んじゃあロック解除するわ。」
そう言い俺はユイの肩に手を置いた。
すると、
パキンッ!
と言う音が聞こえたと思ったら、
「キャー!?」
本日2度目の…じゃなくて、ユイが悲鳴を上げた。
そして大量の魔力がユイの体から溢れ出てきた。
「頑張れユイ!体に馴染ませるんだ!」
ユイは自身から溢れ出る魔力を体に馴染ませた後気絶した。
今のうちにユイのステータスとか見とくか。
名前 ユイ ヤガミ
種族 人間
属性 光、闇
魔力 1億
適性武器 太刀
だった。
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