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理由
「彼は、クラークは近いうちに事故で死んでしまう」
「!!」
「私は彼を生き返らせたくて、見返りの代りに願いを叶えることの出来る魔女に頼みました、でも、人を生き返らせるには、代りに死ぬ人間が必要だと言われました」
「だから、過去にきて運命を変えようとした」
「はい」
クラークは、驚きのあまり動くことが出来なかった
アキメネスさんが未来人、俺はもうすぐ死ぬ、俺を助けるためにアキメネスさんはあんなにやつれて・・・
「カランコエの花言葉は、幸福を告げる、たくさんの小さな思い出、おおらかな心、人気、人望、小さな思い出そして・・・あなたを守る、私はクラークを守るために来た」
だれなんだ、アキメネスさんはいったい、過去に俺は会ったことが無い同じ名前の人に
考え込むクラークの横を一人の女性教師が通った
「未来ではかれが死んでいたから、大きな見返りが必要だった、けれどこの時代で彼はまだ死んでいない、見返りとして貴女の数年間くれるなら願いを叶えてあげる」
あれは、教頭のラリマー先生、見返りが数年間なにってるんだ!?
「それでクラークが助かるなら」
だめだ!
「クラーク、元気でね」
アキメネスはこちらを見て微笑んだ
「クラーク!!」
「ピピカどうした、血相変えて?」
「危ない!!」
「え?」
クラークは何が起きたのか瞬時に理解できなかった、ピピカにいきなり突き飛ばされて、とたんに天井から何かが降ってきた、ピピカはその下敷きになっている
「ピピカ、なんで?」
その後アキメネスはどこかに消えていた、ピピカは病院に運ばれたが、意識が回復していない。
「ユウジュ先生!」
「クラーク、どうした」
「アキメネスさんはこの時代ではどこにいるんだよ、ピピカはなんであんなことになってんだよ」
「クラークもうわかってるだろ?」
ちがう、ちがう、ちがっててくれ!
「アキメネスとピピカは同一人物だ」
「なんで、ピピカは俺の、身代わりにならなくっちゃならなかったんだ、俺とピピカはただのクラスメイトでしかないのに・・・」
「ピピカにとっては違ったんじゃないか?、そもそも、ただのクラスメイトを助けるために、わざわざタイムスリップまでするかよ、アキメネスはもともと花の名前でな、花言葉はあなたを救う、待ててやれよ、目覚めるまで」
「でもピピカは医者が言うに、もう目を覚まさないかもって」
「お前なー、見てたんだろ契約を、ピピカが差し出したのは自身の数年間、数年すれば目を覚ます、そのときに礼の一つでも言ってやれ!」
それから俺は毎日ピピカのお見舞いに毎日行った、いつ目を覚ますかなんて分からないけど、それでも、いつあいつが目を覚ましても寂しくないように。
俺は待ち続ける
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