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けど、そうは言っても、それなりにシてるんだし……。
恥ずかしくて絶対に誰にも言えないけれど、四十代の夫婦にしては頻繁にシていると思う。
いくら新婚とはいえ、多いと思う。
それは、ほとんどは智也が望んでなのだけれど、最近は一概にそうとも言えないから、尚更恥ずかしい。
昨日だって……。
昨日は智也とお父さんを残してお寿司を食べに行った。
帰るとお父さんはソファでうとうとしていて、智也はテレビを見ながら飲んでいた。
酔うほどではない。
家に帰ってお風呂に入って、いつもの時間にベッドに入った。
そこからだ。
突然スイッチが入ってしまい、なんというか、すごかった。
あれはやっぱり、酔ってたんだろうな。
いつものように腕枕を求められ、応じた途端にパジャマを脱がされ、舐め回され、息をつく間もなく揺さぶられた。
しかも、彼にしてはかなり早く終えて、そうかと思えば、また求められた。
とは言っても、繋がったままでのスタートだ。
お陰で、今朝はベッドのカバーを取り替えなければならなかった。
朝は時間がなくて、仕事から帰っての洗濯になったが。
とにかく、いつもはそこら辺も考えてくれるのに、昨夜はまったく考えてもらえず、私は日付が変わる少し前にシャワーを浴びる羽目になったのだ。
けどなぁ……。
昨夜の夫婦の営みを思い返すと、身体が疼いた。
正直に言えば、物足りなかった。
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