2.父の日のプレゼント

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「俺が入って来たことにも気づかないほど集中して何を見てるかと思えば……」と言いながら、智也が画面をスクロールしたりタップしたりする。 「なに、彩、性欲強いの?」 「ちがっ――。やっ、その――」 「――で、おもちゃで解消しようと。バカだろ」 「違うから!」  智也は私のスマホをポイッとベッドに放ると、ヘッドボードの上のリモコンで照明を暗くする。 「智也?」  ギシッとスプリングの軋む音がして、ベッドが沈む。  薄暗くても、智也がベッドに腰かけたことはわかる。 「舐めて」 「えっ!?」  首の後ろを掴まれて、グイッと引き寄せられた。そのまま、私はベッドの上で土下座するような格好になる。  顔にチクチクッと毛足の長いものが触れ、ふにゃっと柔らかくて温かく、弾力のあるモノが口に触れた。  ナニかなんて考えるまでもない。  考えるのは、智也の考え。  怒った……?  謝るべきかと迷ったのは一瞬で、とりあえず口に含んだ。  すぐに、口の中でムクムクと大きく硬くなる。  どういうつもりかはわからないけれど、焦った。  なにせ、子供たちが起きているどころか、順番にお風呂に入っているのだ。  ひょっこり寝室のドアを開けられる可能性は大いにある。特に、亮。  だが、私の頭を抑え込んでいることから、智也が私を離す気はなさそうだ。  ということで、私は智也の弱いトコロを重点的に、徹底的に攻めた。  吸い付きながら裏筋を舐め、口から出し入れする。
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