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はじめての仁くんとの出会い
忘れもしない2019年11月2日、私は前から目をつけていたホストクラブの初回に行ってみました。お目当てのキャストは休みだったというのでちょっと残念な気持ちで、でもそれなりに初回を楽しんでいました。
何人かホストがまわってきたところで、やってきたのが仁くんでした。
黒髪、背が高い、しかも話を聞くと数か月までは現場監督のお仕事をやっていたという。
ほかのホストとは違う!私はそう思った。
お店の人が「飲み直し(初回時間が終わって、気に入ったホストがいればその人指名で飲めること)」をすすめてきたときも私は迷わず仁くんにした。
正直どんな話をしたか覚えていない。身内の不幸で来週は実家の福島に帰らなきゃいけないこととかくらいかな。
眠くなったので私はすぐに帰っちゃったし。
その次の日からも、仁くんは毎日マメにLINEを送ってくれた。
ホストってたいてい夕方まで寝てるから、昼間からメッセージをくれる仁くんは私にとって本当に新鮮だった。
福島のお土産買ってくるからね。その言葉を期待して。
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