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被り客を泣かせた話
ホストクラブに行くと、自分が指名しているホストと同じ人を指名しているお客さんもいる。それを被り客という。(担当が被ってるってことで。)
仁くんからは、その被り客がいつもお金使わない使わないのにアフターしろプライベートで会えってしつこいっていうのを聞いていたから
性格の悪い私は仁くんに内緒でヘルプ(担当がいない時に担当の代わりに席について接客するキャスト)と相談して、サプライズシャンパンを入れた。
そうそう、この小説で私が言うシャンパンは、2万とかのアスティではなく、少なくとも4万以上はするシャンパンのことを指している。
サプライズで入れたシャンパン、向けられたマイクに私は一言
「今日このあとご飯食べに行こう♪」
仁くんは「もつ鍋食べた~い」と返してくれた。
シャンパンコール終わった後に被り客の様子をチラ見したら
おしぼり顔にあてて大号泣してたっけ。
やっぱり私性格悪いな。
でもホストクラブって、お金ない人の負けの場でもあるから仕方ないよね。
この日はお店終わった後どこに行ったんだったかな~
確か赤からに行った気がする。
仁くん、手袋忘れてきたからって私のコートのポケットにずっと自分の手を入れてた。
ポケットの中で繋いだ手。
初めて赤から行ったけど、おいしかったよ。
後日また赤からには行くことになります。
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