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僕がニートを卒業しようと決めた日。
美空裕也
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僕がニートを卒業しようと決めた日。
それは、○月○日。
○時○分と言う。決まった正確な日時ではない。
***
万年床。
寝転ぶ僕を見て、母親は言った。
その時には、その言葉の意味はよくわからなかったが、今になってみると、その言葉の意味がよくわかる。
1年中、床の上にひきっぱなしにされた布団。
1年中、布団に寝転んでいた僕。
そのような光景を毎日見て、そのような言葉が出たのだろう。
これは、そんな万年床から、僕が抜け出すまでの物語。
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