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「嫁姑問題の果てに」
心苦しいのですが、「嫁姑問題の果てに」という題名で、祖母の事を語ることにしました。
自分の遠い記憶を掘り返すつもりです。
肉体的にも精神的にもかなり生々しい話なので、苦手な方はご遠慮ください。
本日の深夜にアップします。
以下、序文のみを掲げておきます。
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◆母の死を機に
最近、数十年前に亡くなった祖母のことをよく考えるようになりました。
どうして、そんな事を考えるようになったのか?
先日、母が亡くなったからだと思います。
その悲しみと同時に、僕はこう思っていました。
自分は母の事をどれだけ知っていたのだろうか。
そう自問自答しました。
母だけではない、父や兄弟の事をどれだけ知っているのか?
親だから、自分が生まれた時からのことくらいは知っているが、自分が結婚すれば、実家での様子は分からない。たまに実家に帰ったり、電話で知るくらいです。
普段何を考えているか、どんな事で悩んでいるか。また体調はどうなのか。そして、どんな薬を飲んでいるのか。
思えば知らないことだらけです。
親の事が分からないのだから、ましてや、自分の祖父母となると、もっと分からない。
けれど、分からないで済ませていいのか。
決してよくはない。
一番身近だった人たち、その人たちのことを知らなければならない。
それが残された人間の責務だと思うからです。
だから僕は祖母の記憶を手繰り寄せていきます。
手繰り寄せれば、暖かい思い出も蘇ってきますが、その反対に、醜く、思い出しくないことも引き摺り出してしまいます。
けれど、良い思い出もイヤな出来事もどちらも真実であることに変わりはありません。
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ここより先は別作品の「嫁姑問題の果てに」をご覧ください。
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