第1章

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それは高校の卒業式の帰り道。 思えば、もっと早く出ればよかったんだ。 一般の高校の卒業式は同じ日に行われているんだから・・・・・・。 蘭「伊月、これからも宜しくね。」 伊月「今更でしょ?でも、こっちこそ、宜しく。」 ?「伊・・・・・・月?」 伊月「!?」 蘭「えっ?」 ?「やっぱり、伊月じゃないか。」 伊月「仁・・・・・・。」 仁「やっと会えた。違う高校に行って俺達がどれだけ心配したか。でも、元気そうだな。」 伊月「元気だよ。仁も元気そうで・・・・・。」 仁「ねぇ、前に涼が伊月に似た子に会ったって言ってたけど、伊月会わなかった?」 伊月「さぁ、覚えてない。(あの子が来る前にさっさと立ち去らないと・・・・・。)じゃ、私達はこの辺で。」 ?「あー、いっちゃん!」 伊月「(最悪。)」 ?「仁!いっちゃん会ったんなら、何で知らせてくれなかったの!?」 仁「今さっき会ったんだよ、涼。」 蘭「(物静かな人と、元気な人。この人達、伊月の知り合い?)」
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