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06.フリージア
「自殺者の他にも行方不明者がいる。私達の仲間ローズのように」
「ローズが消えたんですか?」
「そうよ。だから弔いでもあるの」
フリージアが淡々と言った。
ローズはアネモネと仲が良かった。
彼女がローズのことに触れなかったのは、悲しみが大きすぎたせいだろう。
「今回のミッションは、FLORASの内部から崩すことなんですね」
てことは、スカーレット、チビの癖にアネモネ並みの武闘派ってことか。
「あたしは、ローズが消えたなんて信じてないから!」
アネモネは彼女の花言葉通り、ネガティブだ。
「見捨てられた……」
「バカ! あたしの花言葉は『信じて待つ』よ!」
腹パンを警戒していたら、肩パンを喰らった。
「嘘? 週末じゃないのに、ロシアンルーレットが始まるわ!」
フリージアが叫んだ。
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