決戦
2/5
読書設定
目次
前へ
/
5ページ
次へ
ここに来て数分。奴をまだ感じてすらいない。 「(何処だ、何処にいる……!)」 俺は何も見えない闇の中で耳を澄ます。出来ることなら、俺の中に芽生えた殺意の波動が消え去らぬうちに決着を付けたい。 奴にやられた身体中の傷が疼く。背中、頬、腕、この眠れない程の傷が俺をここに立たせていた。 息を止め、全身の意識を聴覚に集中させる。 そうして、微かに聞こえて来た奴の動く音。
/
5ページ
最初のコメントを投稿しよう!
2人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
103(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!