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よく振った炭酸飲料のキャップを開けた時のような音を立て、決戦兵器は俺の首元に霧状の液体を噴射した。
無事に奴の気配は消えた。
俺は、勝ったんだ。小さくガッツポーズをして、首元をティッシュで拭う。
「(奴はどうなった?)」
ふと気になって足下を見るが、奴の死体は床の何処にも見当たらなかった。物陰にでも落ちてしまったのだろうか。
まさかな……と思いつつもゴソゴソとベッドに潜り込む。
あんな近距離で当てたんだ。流石に死んだだろう。
布団に入って暫くは心配で眠れなかったが、今日1日殺虫剤を探し回った疲れからか、いつの間にか眠ってしまっていた。
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