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第104話 貴女と描く未来～大人の恋人達side～1
英斗.倫哉.真希.千奈美side
『王子達よ! 紅くなってる姫達見て察しろ!』（苦笑）
確かに。サクラ姫も、アザミ姫も、只、カミのコや、ミーサの将来の手助けがしたい一心だからなぁ（笑）
「何笑ってんの？」
「去年の修学旅行の時『変な虫つかない様に見ててよ!』遠足では、歴史担当の俺が引率って言ったら『守れ!』今年生徒会顧問やめて野球部専念するって言えば、『俺が残る』って…… ちなが顧問って言ったら『安心した』って…… 二人してさ。気持ち分かるけどな……」（苦笑）
「オイラ、りんごみてぇには笑えねぇし…… でも、今まで人の為に生きて来たからさ、幸せにして貰えよ……」
「泣きたいよね？ …… 英斗くん。お兄さんガンバりました」
「英斗さんも。ストーカー騒ぎの時は真希を守った! 『すげぇ奴だっ』て倫哉が誉めてたよ」
「倫哉さんも。千奈美が大学の時、通学電車で痴漢された時はって……」
──ー
「真希の親戚もあんな？ ご両親見る限りは……」
神高くん、嬉しい誤算は……
ふうちゃんの親戚が
おじいさま、おばあさま達が、孫可愛いさに、態度が180ﾟc変わった事？ かな？
週末になると、交替で……
今日はオイラのじじさま、ばばさまだから……強烈……
と、思ってたらさ……
来るって分かって上で、プチプロポーズって……
「千奈美のお父さんは？ 大丈夫かな？」
ちょっと、生真面目そうな……
「大丈夫よ。不器用なの。去年の秋に筋通してくれた時、『きちんと挨拶出来る奴だ』って……」
「英斗くんも、両親が『気に入った』って! 親戚は…… 普通？ の人達だから大丈夫……」
「ゆなちゃんの親戚も、中々の個性派揃い。ママさんパパさんは出来た人だし。ミーサくんなら明るいし大丈夫？ だろ？ な？ りんご! カミのコくんの策略に皆、親戚中騙されてぇ。ふうちゃん〰」
「シラフで絡むなや! えいご! サクラ姫の人生を変えたカミのコ。アザミ姫の笑顔を引き出すミーサ…… 大丈夫! 俺らが幸せにする相手は誰だよ？」
真希.千奈美 《……》
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