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第106話 貴女と描く未来～高校生の恋人達side～1
リョウ.風花.心希.ゆなside
『ふうちゃん？ 俺の将来の夢に貴女はずっと…… 付いて来てくれるんですか？』
嬉しかったんだ!
『ゆなちゃん？ 俺はプロになるから! 貴女は助けてくれるの？』
嬉しいよ！
ふうちゃん…… 大切な女の子
１年したら俺は高校を先に卒業しなきゃなんない
心配で堪らなくて……
煩さがれ、呆れられても良い!
南田センセに『守って!』って
何回でも言うよ？
『いつどんな時も守って』
っていう意味なんだからね!
ゆなちゃん…… 大切な女の子
先に卒業…… イヤだよ!
南田センセーが顧問で、千奈美さんが担任だから少しは安心？ だけどさ……
『助けてあげてよ! 絶対!』
ふうちゃんと、貴弘さんに逢いに行くと
複雑だっていつも言われるけど
ふうちゃんの存在、実代さんの愛で日々回復……
「ふうちゃんの事を心から愛し、ずっと守ってくれるなら……」
貴弘さんの、この言葉の中には、色々な思いや意味が詰まっているのだろう……
７月の終わり。あの日から１年……
甲子園!
「ミーサセンパイ! おめでとうございます！」
いつも明るい笑顔で、俺を叱咤激励し。俺の為に料理を教わり……
ゆなちゃん、貴女のおかげだよ!
７/７は、ゆなちゃんの誕生日
野球の事ばかりできちんとは…… ゴメンね……
「ミーサセンパイ？ あたしこんな幸せを頂きましたよ？ ミーサセンパイは、これからの人生に向かって色々準備があるんですよ! ガンバです!」
坂戸さんが甲子園で優勝して、秋のドラフトで東京のチーム指名されて寮生活に
ゆなちゃんのビジョンは卒業後、金沢で4年間、専門学校や、料理学校に…… 冴多さんが迎えに来る迄待っている
ゆなちゃんのママとパパが、離したく無いからだろうね…… きっと
俺も東京のゲームクリエイターの学校に……
四年長いけど
ふうちゃんが描くビジョンは……
金沢でゆなちゃんと料理教室に行って、専門学校に
色々修行しながら
やはり待っていてくれると……
「リョウセンパイ？ 待ってます! お兄さんの会社で働らいてから、将来自分の会社を造る! 夢を叶えるお手伝いしますね! …… 私は２年専門学校へ。もう１年位は…… 料理教室等で自分を磨いておきますね!」
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