22人が本棚に入れています
本棚に追加
第125話 マサカの伏兵デス… 1
リョウside
もう嫌味なヤツと言われてもいい
俺、勘が鋭いから殆ど外した事無いんだけど、リビングの扉を開けた瞬間、本当閉めたくなった
GWだしアリかな? って思ってたけど(当たったよ……)
「今日は貴弘さん」
「ありがとう。リョウくん」
「お! 久し振り」
おじじ様。おばば様 《竜水家》
「実代さんが、いつでも来いって…… 甘えてんのさ」
(それって社交辞令じゃ……)
「本当にいつでもいらして下さい」
(実代さん。そんな事言って知らないヨ。一石二鳥と言うか何と言うか……)
「今日は。リョウくん 」
「どうしたの? 何かあったの?」
ふうちゃんの育ての親
竜水さんのパパとママ…… 勘が当たった
琉さん? 流石に怖すぎるんだけど……
「よ! ふうちゃん」
「琉さん! どうしたんですか?」
「父さんと、母さんの付き添い 」
「優しいですね」
イヤイヤ。優しいのは確かだけど…… ナンカ本当に嫌な予感してきた
「転ばされて壊されたじゃと?」
(おじじさまが、グワッて目を見開いたし)
俺の前に、ふうちゃんが告白しちゃった
「見せて頂戴!」
(真菜さんが叫んで)
「擦り傷程度ですから……」
「私は看護師任せなさい!」
(実代さんが、珍しく大声で)
「皆の大事な娘ですから。私以上に溺愛で」
反対に、 貴弘さんはのんびりと
「貴弘さんも、負けてませんよ?」
優さんと、そんな話をしてる
「そういう優さんだって」
貴弘さんに実代さん、パパさんママさん、おじじ様、おばば様と、琉さんが勢揃いしてるし
「明日は、うちの親が京都から出てくるそうよ」
真菜さんが教えてくれて
「明日。俺も挨拶に行きますね」
「まあ。本当にいい子だね」
おばばさまが、そうおっしゃって下さったんだ
「いえ、謝らなきゃいけない事有りまして……」
「謝る?」
ナゼかそこに領さんが反応してして……
最初のコメントを投稿しよう!