第125話 マサカの伏兵デス… 1

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第125話 マサカの伏兵デス… 1

  リョウside  もう嫌味なヤツと言われてもいい  俺、勘が鋭いから殆ど外した事無いんだけど、リビングの扉を開けた瞬間、本当閉めたくなった  GWだしアリかな? って思ってたけど(当たったよ……)  「今日は貴弘さん」  「ありがとう。リョウくん」  「お! 久し振り」  おじじ様。おばば様 《竜水家》  「実代さんが、いつでも来いって…… 甘えてんのさ」 (それって社交辞令じゃ……)  「本当にいつでもいらして下さい」 (実代さん。そんな事言って知らないヨ。一石二鳥と言うか何と言うか……)  「今日は。リョウくん 」  「どうしたの? 何かあったの?」  ふうちゃんの育ての親  竜水さんのパパとママ…… 勘が当たった  琉さん? 流石に怖すぎるんだけど……  「よ! ふうちゃん」  「琉さん! どうしたんですか?」  「父さんと、母さんの付き添い 」  「優しいですね」  イヤイヤ。優しいのは確かだけど…… ナンカ本当に嫌な予感してきた  「転ばされて壊されたじゃと?」 (おじじさまが、グワッて目を見開いたし)  俺の前に、ふうちゃんが告白しちゃった  「見せて頂戴!」 (真菜さんが叫んで)  「擦り傷程度ですから……」  「私は看護師任せなさい!」 (実代さんが、珍しく大声で)  「皆の大事な娘ですから。私以上に溺愛で」 反対に、 貴弘さんはのんびりと  「貴弘さんも、負けてませんよ?」 優さんと、そんな話をしてる  「そういう優さんだって」  貴弘さんに実代さん、パパさんママさん、おじじ様、おばば様と、琉さんが勢揃いしてるし  「明日は、うちの親が京都から出てくるそうよ」 真菜さんが教えてくれて  「明日。俺も挨拶に行きますね」   「まあ。本当にいい子だね」 おばばさまが、そうおっしゃって下さったんだ  「いえ、謝らなきゃいけない事有りまして……」  「謝る?」  ナゼかそこに領さんが反応してして……
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