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第127話 会話のキャッチボール楽しんでいるよね？1
風花side
『携帯さ、俺と買いに行こうか？』
『琉が一緒なら安心じゃ!』
おじいちゃまの言葉に、おばあちゃまはニコニコ…… でも……
リョウセンパイの表情が…… 強張って？
慌てて……
「私一人で……」
って言おうとしたら
「メカ音痴のふうちゃん! 俺に任せなさい!」
ハイ…… メカ音痴なのは否定しません
携帯のお店に気付けば私と、リョウセンパイと琉さんの3人で……
ありがたいけど、このピンとした空気何？ 家の中でも感じた……
「思ったとおりだ」
「当たり前じゃないですか! 自分の彼女…… それより琉さんこそ! 皆の時を止めて…… 大丈夫なんすか？ お医者様って忙しいんじゃないんすか？」
「たまの休み何しようと俺の勝手でしょ？ それに、大事な妹と買い物に出るのは常識。それに君一人に任せるなんて…… 兄としてですよ」
「信じらんない…… アナタ、クールなタイプかと思ってたのに…… ただのシスコン……」
ココお店なの…… もう私恥ずかしくて顔が火照って
見てよ! 店員さんの顔、微妙なの!
リョウセンパイと琉さん、私が携帯の説明を受けているのにッ
何で？ あんなに火花散らしてるの？
今は、家の中で感じた微妙な空気の事…… 話してる
「貴弘さんと、父さんは、父親としてのショックで固まって。母さんと実代さんは、それを宥めて……」
「で、アナタはおじじ様と、おばば様の心象ますます良くすると…… え？ ふうちゃん？ どうした？」
『どうした？』
「リョウセンパイが言ったんじゃないですか？! 私はメカ音痴だって!」
もう本当に分かんない! 携帯の設定って本当に分かんないよぉ
パスワードとか説明されてもッ! チンプンカンプンなのにッ!
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