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第129話 大元作ったの誰よ?俺でしょが?1
リョウside
琉さんいねーし!
『たぁく! 琉は照れ屋で純粋だから……』
確かに基本はそうなんだろうけど、なかなかのキャラだったな。俺の悪い癖カラカッテ遊んで大事なふうちゃん泣かすとかさ、反省してる割に同じ事繰り返してる俺って……
俺って…… バカだったんだ……
にしても、結城家の皆さん、竜水家の方々に負けず劣らず…… 京都の方だけあって上品なんだけどさ……
20数年間の色々な事って…… 何だったんだろう? って位
もうね。分かるのよ。ふうちゃんの可愛さにそんなアホらしい争いなんかどうでも……
というより、後悔して…… 今までの分を取り返す勢い……
「転ばされて壊された?」
(ナニ? デジャブな展開)
「あの…… 私がボーッとしてて……」
全くふうちゃんて娘 《コ》は…… 大元を作ったの誰よ? 俺でしょが!
「実は…… 謝らなきゃいけない事有りまして……」
「ふうちゃん可愛いものねえ……」
「可愛いふうちゃんに早く会いたいとか。若いな(笑)」
ビミョウなニュアンスの違いはあるけど、殆ど同じ様な事言われて……
パパさんママさん笑い堪えてるし……
「で、でも私も心配掛けたから、お相子で。それに携帯だって新しい物選んでくれました」
「本当ふうちゃんは、真菜ねぇの言うとおり良い子ね! それにリョウくんが、噂通りふうちゃんを心から思ってるのがよく分かるわ! 真っ赤で、とってもふうちゃんに似合って可愛い携帯ね!」
「派手…… 私グレーとか……」
ふうちゃん! グレーとかそんな地味な色! 駄目…… ってわけじゃないけど駄目に決まってんでしょ? ふうちゃんは真っ赤とかでしょ!
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