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第131話 破壊力半端無いですってば! 1
風花side
ー客間ー
客間でリョウセンパイと、お話しながら感傷的な気分に浸ってたの
竜水家と結城家、こうして昔のわだかまりは捨てて仲良く交流しているのは、リョウセンパイのおかげなんですよ
こんな日いつかは来ないかなって……
夢見てた……
20年近く続いていた争いを…… 本当にすごい人ですね
リョウセンパイ
リョウセンパイは、昨日からずっと私の為に謝りっぱなしで、おまけに、携帯まで選んでくれて…… だからゴメンなさいって……
『大元は、俺が悪いんだよね?』
キッカケはそうかもしれないけど……
「でも私が隠れないで、リョウセンパイの前に…… 先輩は金沢に…… 新幹線代とか使わずに済んだかもしれないし。皆にお説教とか、何回も同じ説明とかしなくても……」
「そうかもね……」
パチーン!
「いったぁーい!」
リョウセンパイにデコピンされたっ!
「って! 言うわけ無いでしょがっ!」
うー ……痛すぎっ! オデコ押さえて唸ってる私に……
チュッ
今度はっ! オデコにキ、キスされたっ!
「痛かった?」
『リョウのデコピンは、痛いの通り過ぎて破壊力が半端無いの…… 武器だよ! 武器!』
坂戸センパイの言うとおりでした……
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