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第132話 破壊力半端無いですってば! 2
でもっ! 半分涙目の私にリョウセンパイ……
オデコにチュッとか!
そっちの方が破壊力半端無いですってば!
「ふうちゃんは良い子だね。ずっと自分が我慢すればとか、自分の方が悪いんだ。とか思いながら頑張ってきたんだもんね? 可哀想に……『ふうちゃんは悪くない』って言ったでしょ? もう自分が悪くない事でそんな風に謝っちゃダメ! 今回の事は俺が悪いの。金沢に帰って来た事、新幹線代とか、そんな事全然気にしなくていい。皆に謝る事だって全然嫌じゃない…… っていうか、むしろ当たり前の事だし。携帯を選んだのだって、男はね彼女にプレゼント選んであげるとか…… 男は…… ってか俺は大好きなの。とにかく! 気にしなくて良いし…… むしろ『もう先輩のせいでって怒られたい位よ」
そんな風に言ってもらえて
私の事深く思ってくれてるって思ったら
涙が
「泣かないの! って泣かせてばかりなのは俺だね…… ふうちゃんは笑った顔が素敵だよ。もちろん泣き顔も可愛いけどさ。でも俺は、ふうちゃんが笑ってる顔が大好きなの!」
「リョウセンパイ…… 心臓が幾つあっても足りないって言ったけど…… それは私のセリフです……」
「何でよ?」
「そういう事照れずに言うから……」
リョウセンパイって可愛い顔立ちだし! 女の子が喜ぶ様な事を平気で言うしっ!
小悪魔みたい!
「ふうちゃんだって、無意識にさ……」
私が? 無意識に何を?
リョウセンパイ?
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