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第140話 改ためて貴女を"守る"って強く決心したんだ 2
「ごめん。聞こえるような所で話す話じゃなかったね…… 俺の妻はね、出来た人で。翌日には『一緒に頑張って行きましょう』修行まで始めちゃうような人なんだよ。本当に、直ぐに俺はこの仕事を選んで良かった。って思えるようになったし…… 妻とも話してたんだ。周りの意見に流されて、言い訳に聞こえるかもしれないけど『親戚同士で争っている事、間違いなんじゃないか』って思いつつ『自分達の家族が』とか、保身に走って…… 何も意見を言わなかった『我々も同罪じゃないか』ってね」
「そんなコト……」
「本当に優しい子だね。私の息子は、高校1年生でね。少々、反抗期の、なまいきざかりで…… 今度会う時は、昔の話はもう今日でやめにして。妻も交えて私達の家族とも、仲良くしてくれますか?」
「もちろんです! 私、叔父様にそう言って頂いて……」
俺は、もう涙で何も言えなくなったふうちゃん が可哀想で……
けど愛しくて……
良く分かんない感情に……俺自身も自然と涙が溢れてきて……
「良かったね…… これで本当の意味で、親戚の皆さんと和解して……」
「兄貴は安心だ…… こんなにも、風花ちゃんを思ってくれる神高くんが…… 彼氏で」
「ああ……」
俺は改めて
ふうちゃんを"守る"って
強く決心したんだ
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