22人が本棚に入れています
本棚に追加
第142話 浴衣を着た仲良し姉妹① 2
ふうちゃん凄いね……でもその通りだよね…… あたし達恵まれてるよね? 心希センパイと、神高センパイ、あたし達の事を大事にしてくれて……
ふうちゃんのストレートな神高先輩への賛辞、反対に、神高センパイの方が照れてる! (笑)
「うふふ」
「どうしたの? ゆなちゃん?」
「坂戸さんからmailだ…… えっと…… 《ね? ゆなちゃん! 何でそんなに可愛いの? 本当、誰よりも。世界一! 宇宙一! 浴衣の似合う女の子だよね?》」
「きゃーっ」
「ぎゃーっ」
「ゆなちゃん! 俺をからかうなんて100年早い! さて、一塁側のバックネット裏の特等席。坂戸さんが超良く見える席に参りますかね?」
はい。神高センパイに勝とうなんて…… 一生無理だと思います!
だけどっ! ミーサセンパイの新しいmailそれもわざわざ大声で読み上げるなんて!
気を取り直してミーサセンパイの応援しなくちゃ!
「ねぇ? あたしまで浴衣頂いて…… 良かったのかな?」
「うん。おじいちゃま。おばあちゃま達の気持ちだから」
「ふうちゃんを溺愛する咲良家、結城家が染め上げた自慢の浴衣に。竜水家からは下駄、帯、髪飾りとか小物…… 貰いな! 姉妹なんだから!」
「リョウセンパイ……」
最初のコメントを投稿しよう!