第142話 浴衣を着た仲良し姉妹① 2

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第142話 浴衣を着た仲良し姉妹① 2

ふうちゃん凄いね……でもその通りだよね…… あたし達恵まれてるよね? 心希センパイと、神高センパイ、あたし達の事を大事にしてくれて……  ふうちゃんのストレートな神高先輩への賛辞、反対に、神高センパイの方が照れてる! (笑)  「うふふ」  「どうしたの? ゆなちゃん?」  「坂戸さんからmailだ…… えっと…… 《ね? ゆなちゃん! 何でそんなに可愛いの? 本当、誰よりも。世界一! 宇宙一! 浴衣の似合う女の子だよね?》」  「きゃーっ」  「ぎゃーっ」  「ゆなちゃん! 俺をからかうなんて100年早い! さて、一塁側のバックネット裏の特等席。坂戸さんが超良く見える席に参りますかね?」  はい。神高センパイに勝とうなんて…… 一生無理だと思います!  だけどっ! ミーサセンパイの新しいmailそれもわざわざ大声で読み上げるなんて!  気を取り直してミーサセンパイの応援しなくちゃ!  「ねぇ? あたしまで浴衣頂いて…… 良かったのかな?」  「うん。おじいちゃま。おばあちゃま達の気持ちだから」  「ふうちゃんを溺愛する咲良家、結城家が染め上げた自慢の浴衣に。竜水家からは下駄、帯、髪飾りとか小物…… 貰いな! 姉妹なんだから!」  「リョウセンパイ……」
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