第152話 もっと気遣ってあげればよかった… 予感的中 2

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第152話 もっと気遣ってあげればよかった… 予感的中 2

風花side  疑問だらけの中『無事に帰って来て良かった』と、皆に言われた理由が分かって……  fromリョウto竜水さん 《坂戸さんが、ゆなちゃんとのデートを…… 幸い記事には載せないという約束を…… 球団が記者に……》  南田先生にも同じ文面で  「ゆな大丈夫か? ミサキが携帯禁止になったらしくて、ゆなに『俺は大丈夫だからと伝えてくれって。俺は大丈夫だからって。気にしちゃだめだよ』ってリョウに託して……」  ゆなちゃん…… リビングの床にクタっと座り込んで号泣してる……  可哀想で…… 私も涙が溢れて……  ゆなちゃんの痛みに比べたら……  ゆなちゃんのママや、ウチのママ、千奈美さんが慰めていて……  「ふうちゃん? 楽しかったか?」  表情はとても苦しそうなのに、それでもいつもの様にフニャンとした雰囲気で、今日はどうだった? って軽い感じで聞いてくれた英斗さん……  堪えきれずに…… 号泣してしまった私を……  ずっと慰めてくれていた真希さんが、抱き締めてくれたの……  「リョウが、風花とゆなに気を付けるように伝えてくれって」  「……あの車?」  だからホテルに?  (優.真菜)「ふうちゃん?」
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