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第153話 音信不通な彼女 1
リョウside
fromリョウ to竜水さん
《車？》
from英斗 toカミのコ
〈サクラ姫と、アザミ姫が帰る途中付けられてる気がしたって〉
俺が坂戸さんの為に出来る事考えた様に坂戸さんも。球団の人に携帯電話を預かるからって言われた時、了承前に『一件だけ連絡させてくれ』って必死に頼み込んで…… 俺に伝言を……それこそ必死な……
ゆなちゃんに。
『俺は大丈夫だから伝えてくれって、気にしちゃだめだよ』
って伝えてくれって
その後は、竜水さんと南田先生達が手を打ってくれて、ふうちゃんの家に戻るはずだったの急遽ホテルに……
今回の事想定してだとしたら、ホントすげぇ人達だよね
──
『風花、心配すんな。車のナンバーが分かってんなら大丈夫だ。俺達が警察とか知り合いに相談してやる』
『私の勘違いかもしれないし……』
──
from倫哉 toカミのコ
〈サクラ姫は流石、車のナンバー記憶してたから…… 俺は……ちなが痴漢被害にあった時にお世話になった刑事とか、弁護士に相談してみるし、えいごも……警察と弁護士の他に球団側にも『リークしちゃる』って憤ってるし心配すんな』
すげぇありがたかった。けど、俺は早く社会に出たいって思った。学生の身分じゃ南田先生達みたいに……
俺は反対に学生の、ある意味自由で柵の無い立場を利用して、球団に『幼馴染四人久し振りに会って坂戸さんの立場も考えず済みませんでした』って謝って『寛大な処分を』って電話で直談判したんだ
日曜日で夜も遅かったしね。電話、翌日迄の出来無くて、俺は朝まで一睡もできずにイライラしながら早く時を過ぎてくれ! って祈ってた｡『分かりました処分が決定したら連絡しますね』って言って貰えて
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