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第16話 衝撃 1
リョウside
「な、何するんですか? 返して下さい!」
(……)
「神高センパイ?」
瞬間受けた衝撃
(可愛い過ぎっ! 整い過ぎでしょ!)
取り上げた眼鏡を持つ左手を宙に浮かせ、目を反らすことができない俺
後で思ったんだ。きっとポカーンと口も半開きだったはず。って
くっきりとした綺麗な二重の瞳。透き通る様な白い肌。プルンとした紅を引いたた様な魅力的な唇
胸がキュッって締め付けられ、でも暖かいトキメクような感覚に包まれたんだ
風花side
「な、何するんですか? 返して下さい!」
(……)
「神高センパイ?」
ビックリしたの……神高センパイが
「不器用さんなんですね?」
って……
ちょっぴりムッってしてしまって……
気ついたら、眼鏡を外されたの。なんで?
神高センパイ何も言わないの……
視線を合わせたまま、身動ぎ出来ないよ
涙で濡れたような涼しい目元。シャープな美しい輪郭。すこし薄い唇。顎のほくろセクシー……可愛いらしい容姿って(男性に可愛いって失礼だけど。ゴメンなさい)
(眼鏡……)
……なんとか立ち直って……
ううん……胸がキュッって締め付けられて、でも暖かいトキメク感覚に包まれてたの
眼鏡をスッと取り戻して……取る瞬間、神高センパイの手に……指先で軽く触れてしまって……
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