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第161話 その頃の大人のカップル達は… 1
英斗.倫哉真希.千奈美side
南田家リビング
「なぁもう早く! オイラきみに会いたいんだよう。な? 風汰くんも早く妹に会いたいよな」
「英斗くん女の子とは限らないじゃない? 男の子だったら…… どうするのよ?」
「うんにゃ! オイラの勘は当たるの! 絶対女の子! で。名前の一文字に真希の名前のどっちか一字を入れるんだ! あ! 男の子でも可愛いに決まってるし! 心配しなくていいよ? 真希」
ギクッ
英斗くん…… ナンでそんなに勘が鋭いのよ…… 普段はボーって(ごめん!)してるくせにぃ
……そして優しいよね…… 英斗くん
「凛奈ちゃんは、弟と妹どっちがいい? パパはねきっと弟だと思ってるんだ。で、名前にさ、ママの名前の一字とって千の字入れたいんだけどどう思う?」
ひぇ~
倫哉に、隠し事なんて無理だったんだよぉ。もう恐ろしい勘の良さ…… けど
「もう倫哉ったら…… なんか決まりみたいな言い方はさ…… もし女の子だったら」
「心配すんな! ちな。女の子でも嬉しいに決まってんだろ? 当たり前じゃん!」
倫哉…… 優し過ぎるでしょ……
「おーい! 父ちゃんと同じ誕生日に生まれておいでぇ」
「それだけはマジ止めてくれ! 変な事言うなや! えいご!」
「いい加減諦めろって…… マッタクうるさいですねぇ。りんごは……」
「オイ!」
「また始まった…… でも…… 結構、英斗さんの誕生日でもいいかな? とか思ってんのよ。倫哉は」
「仲が良いよね? 二人…… ただのコミュニケーションだからほっとけばいいんだよね?」
「そうそう…… あたし達が無事、子供達を産んだら。今度は神高くんと、ふうちゃんと、坂戸くん、ゆなちゃんが幸せになる番だね」
「そうね。四人とも良く頑張ってるよね……会えない時間が愛を…… ってホントその通りだ
よね」
「そうゆう、貴女達も、俺達や子供達の為に頑張っているでしょって…… 程々に! って言いたいよね……」
「全くだ。けど最初は…… 特にアザミ姫がどうなる事かと思ったけど…… その辛さをバネに、かえって自分磨きとやらに一層拍車がかかって…… タク…… サクラ姫もだけど…… 危なっかしいったら無いよな?」
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