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第167話 許せねぇよ! 1
リョウside
ｰ東京.琉の滞在するホテル一室ｰ
この……四日間長かった
琉さんが……俺の心をザワザワ揺さぶってくるなんて
琉さんの東京での研修？ 学会？ ん、なのどっちでもイイヤ!
土.日.月と……我慢して我慢してさ……
昨日は休みたいんだろうから! って1日だけ又、我慢してやって……やっと今日!
琉さんの許可も得たし、俺は彼の滞在するホテルに押し掛けて事の真相聞こうと……
チョッと苛立ってたんだ…… だってさ!
「すまなかった……」
「それだけ？ 俺、琉さんには感謝しているよ？ ふうちゃんの事兄貴として、俺がいない間守ってくれてるの知ってるから。けどさ、今回の事は許せねぇよ! なんとなくふうちゃんへ気持ちを……抱いてんだろうな？ ってさ。けど……どっちつかず……だからこういう事になったんだろ？」
俺は冷静でいるのに必死だった。一歩間違えたらさふうちゃんは……
「慕ってくれている女の子、ずっと支えて来てくれたんだろう？ 琉さんだって思わせぶりな態度とったりして。で、ふうちゃんにも優しくして……『お願いだから琉さんの事奪わないで』って言ったらしいじゃない？ ふうちゃんは驚きながら『不安にさせてご免なさい。私と琉さんは従兄妹なんです。私が危なっかしいからいつも守ってくれて。でも、貴女が誤解をする様な態度私が取っていたのだとしたら……本当にご免なさい。それに安心して下さい。私には好きな人がいるんです』って」
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