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第169話 琉の告白 1
風花side
「ぇ? 今日ですか?」
思わず電話の向こうの相手に確認しちゃって
「琉さん、東京から今日戻られたんでしょ? お疲れじゃないんですか? 明日に」
『ふうちゃんに用事があるとかなら仕方ないけど、今すぐ話したい事があるんだ』
「分かりました」
『ありがとう。これから家に戻るからって…… 父さんは仕事で居ないか……母さんだけでも居たら同席して欲しい。って伝えといてくれる?』
ママも一緒なら、そんなに難しい話じゃないのかな? って思ったの
けど……琉さんの声のトーンが、いつもより低いのが気になったけど
ーリビングー
フミさんに
「琉さんがお着きになりましたよ」
って呼ばれてリビングに顔を出すと
ソファーに琉さんと一緒座る……とても可愛らしい一人の女性
木曜日に会った人
お名前は確か……カナさん……
ソファーから立ち上がると
女性『初めまして。吉田カナです』
いつも穏やかなママが、とても険しい顔していて、パパも居て同じ様にに険しい表情で……
ぁ。私が木曜日お会いして、金曜日、英斗さんに
『ふうちゃん元気無いな』
って、言われてつい喋っちゃったから……きっと
(風花.カナ)『あの……』
! 私と一緒に口を開いたカナさん。気まずい空気が流れそうになった時、パパが
「ふうちゃん、カナさん、二人は何も悪く無いから。まずは琉の話を聞こうか」
パパ……
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