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第17話 衝撃2
リョウside
え? あ、手が……指先が触れた? 視線を手元に……には眼鏡?
ふうちゃんに視線を戻すと、眼鏡をフレームを開こうと微かに震えてて、だから? 掛けなおす事が……諦めたのか鞄に眼鏡をしまったんだけど……
……ざわざわしてる……あぁ……
『咲良さん綺麗!』
『うん。眼鏡外したら……』
忘れてた。二人いたの……
(ふうちゃんの可愛いさに気ついてざわざわしてるよ
……マズイ
「咲良さん甲田です。よろしくお願いいたします」
「咲良さん、高橋です」
「ぁ……咲良です」
「は? あー?」
思わず叫んでしまったよ
気ついたら三人しゃべってるし! 最初に名前自己紹介しただろ!
ヤバイ
有無を言わせず二人に帰るよう命令し、軽く睨まれたけど……知らね。ふうちゃん俺の大声にビックリして、益々震えてるし!
冷静に、俺の方が歳上の俺が冷静にならなきゃ。自分に言い聞かせてたんだ。でもふうちゃんに悪い事してしまった訳で場の空気変えなきゃ……
「ふうちゃん?」
「は、はい?」
「ゴメンね」
「いえ……」
「続きしよっか?」
「はい……」
作業しながら話したんだ。たわいもない話。好きな色、食べ物……とか
でも、金曜日放課後にって勇気出して誘ったのに……一瞬表情曇らすと
「ゴメンなさい……」
って
何か抱えてる……よね? ふうちゃん?
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