第191話 パパ達の歓喜と嫉妬 1

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第191話 パパ達の歓喜と嫉妬 1

英斗side  竜水家リビング  心希からゆな宛のメッセージ 『ゆなちゃん元気? イイ? 絶~対! 無茶な事は、しちゃダメだよ? 俺の、両親に直談判行った時みたいな事。ホントダメだからね! もう少しで逢えるから頑張ろうね!』  リョウから英斗へのメッセージ 『坂戸多さんに 《俺としては、季英ちゃんがママ似。千希くんがパパ似。で、良かったな。と思ってんだけど坂戸多さんは?》 って送っといたから』  心希から英斗へのメッセージ 『って来たから 《ホント遺伝子ってスゴいよね》 がミーサくんの答えでぇす!』  「何これ? えいご?」  「ハハ! メッセージが渋滞してるし! な。りんご」  全く。バラバラ好き勝手にメッセをさ、好きな時に聞いてるし  俺宛のメッセだからって  『ゴメンなさい! でも声が聞きたいの!』  っていう可愛らしいお願い。オイラが断るわけないでしょ?  サクラ姫は……  「笑い事じゃねーよ! えいご! ハハハ! たく、カミのコのヤツ」  「そういうお前こそ、笑ってんじゃねえか! りんご! そこにミーサまで乗るかね?」  んなことしたら、可哀想に、サクラ姫が  『英斗さん、リョウセンパイがゴメンなさい』  ってさ、で……  ん? アザミ姫は?  坂戸多くんのメッが来た日は、繰り返し聞いてるアザミ姫が…… サクラ姫もだけどさ  「風汰ちゃん、凛奈ちゃん。今ママね、希英ちゃん、千希ちゃんに、ご飯を食べさせてるの。ね? そんなに怒らないでヨシヨシしてあげましょ? 違うね…… 寂しいんだもんね? お姉ちゃんじゃ、ママの代わりにはなれないけれど、私とゆなちゃんが少しだけママになってあげるから、一緒に遊びましょ?」  「風汰ちゃん、凛奈ちゃんは、お姉ちゃんがヨシヨシしてあげる!」  「ちゃ」  ゆな「そう! お姉ちゃんよ。凛奈ちゃん」  「マンマ」  「大丈夫。ママ戻ってきてくれるから、心配ないのよ。風汰くん」  「いいお嫁さんになるわね? 優さん」  「まだ考えたくないよ。真菜」  「私もですよ」  「まだ先ですから。ね? 貴弘さん」 「実代~」  「琉さん、私…… 幸せな空間にいてもいいんですか?」  「カナはもう家族だからね? 天使ちゃん達に俺なんて呼んでもらおう…… 琉くん? 琉ちゃん……」  もう! みんな自分勝手にさ……  (英斗.倫哉)「こら! 風汰ちゃん、凛奈ちゃん! (オイ! コラ! 琉!)」
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