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第37話 この人(少年)が…1
英斗side
「お帰りなさいませ。英斗樣。お客様が入らしてますよ」
「だだいま。フミお客様女性? ……男性?」
オイラの母ちゃんが生まれた時から、運転手の柿谷儀一と共に働いてくれている儀一の妻のフミ
初めて男性を連れて来たふうちゃんに、どんな反応? なんて悪戯心で聞いちゃった
「男の子です。風花お嬢樣の信頼されている方ですね? とても親身にお話聞いて下さってますよ」
あー馬鹿な事聞いた。フミも、儀一も、ふう
ちゃんがこの家に来た経緯を知っていて、本当に大切に思ってくれてる
仕事でリビングに…… いや、ふうちゃんが心配で近くに……ね?
いいんだよ。俺達家族にとって二人は信頼してる人達だからね
「そっか……俺も話すね」
「お願いします」
ほら心底心配しているフミ
いつもありがとう……
(神高涼汰……か)
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